すとっくるーむ STOCKROOM(陶磁器)

店舗情報

STOCK ROOM(陶磁器)
住所: 〒602-0855
京都市上京区上生洲町229-1 かもがわカフェの一階奥
TEL: 075-212-8295
定休日: 木曜日+不定休
営業時間: 12:00-18:00
URL: http://www.stockroom-kyoto.com

扱い業務

金継ぎ(陶磁器類の修理) 

取扱商品

陶磁器類

価格例

・漆継ぎ 1箇所 .......... ¥ 1,000~
・金・銀継ぎ 1箇所.... ¥ 2,000~

地図

一言アピール(修理への思い、お客様へのメッセージ)

金継ぎとは陶磁器類の欠け、割れ、ひびなどの部分を漆で継ぎ、または補い、金銀等を蒔いて修理する東洋独特の陶磁器類の直しの技法です。大切にしていたのに割れてしまった器、少しかけているだけでまだまだ使いたい器など、お直しいたします。お気軽にお持込ください。2ヶ月程度お預かりさせていただきます。


mokichi家族イラスト人と物と。織りなす「もっぺん物語」

~第12回~ STOCKROOM(ストックルーム)

修理といえば多くの場合、壊れたことがわからないよう元の姿に戻そうとする。しかし、日本には壊れた部分をあえて目立たせ、“景色”として新たな魅力を生み出す伝統的な修理法がある。それが「金継ぎ」。陶磁器の割れ、欠け、ひびなど破損した部分を漆で接着し、金や銀の粉で装飾して仕上げる修復技法である。この技法で、傷んだ器に新しい命を吹き込むのが、アンティーク雑貨店「STOCKROOM」のオーナー國本みきさん。海外からコンテナで届く食器が無残に破損しているのを見て「せっかく海を渡ってきたのに可哀そう」と感じたことが金継ぎの技術を身につけるきっかけとなった。彼女のもとには数々の修理依頼が届く。茶道具や美術品が多いのかと思いきや、「日常使いの愛着のあるものや形見の品、大切な方からの頂きものなどがほとんどです。本当に気に入ったものを長く使い続けたいと考える方が増えてるんでしょうね」と國本さん。
依頼は直接持ち込まれることが多く、どの依頼主も「直してでも使い続けたい」という熱い想いとともに大切な器を國本さんに託していく。工程ごとに漆を乾燥させたり、根気よく陶片を継ぎ合わせたり、時間と手間のかかる手仕事だ。「依頼主の想いの籠もった品だからこそ失敗はできない。一品一品が真剣勝負」という思いで作業をしている。完成した器を手にした依頼主から「あのキズがこんなにきれいに!」「割れる前より素敵になった!」と笑顔が引き出せたら、ホッとするという。一度壊れた器でも、それまで以上に愛着をもって使ってもらえることが、何よりの喜びだ。
破損状況や使用する材料によって料金は異なるが、「普段遣いのものだから」と高くても5000円は超えないようにしている。國本さんならではの値段設定も気軽に金継ぎを依頼できる理由の一つかもしれない。

藤原幸子(2019年11月18日取材)掲載:こごみ日和83号

STOCKROOM

自転車のイラスト

女紅場跡の写真

<女紅場跡>

鴨川にかかる丸太町橋の西詰めに、ひときわ目を引く洋風の建物があります。現在はレストランになっていますが、大正時代の電話局の建物だそうです。
さらに近くに足を運ぶと、建物の脇に「女紅場(にょこうば)址」の石碑があります。
女紅場とは、裁縫等を教える明治時代の女子教育施設のことで、日本で最初の女学校といわれる新英学校女紅場は、明治5年にこの地に開設されました。まさに日本の女性教育の出発点といえる場所なのです。