あいわこうげい愛和工芸

店舗情報

愛和工芸
住所: 〒603-8487
京都市北区大北山原谷乾町30-16
TEL: 075-464-4824
定休日: 日曜日
営業時間: 9:00-17:00

扱い業務

木製注文家具の製作・販売及び修理。木製創作家具の展示販売。

取扱商品

木製家具全般、木製小物

価格例

傷み具合により、またお直しの程度によりますのでご相談ください。ご相談、見積もりは無料です。

地図

一言アピール(修理への思い、お客様へのメッセージ)

長年家具を作ってきた職人の技で大切な家具をお直しします。

家に使われていた床の間の板などの古材からも家具を作らせていただきます。

木を大切に思い、家具を愛してくださる方々のお心を形にするお手伝いが出来ましたら幸せです。

お客様の「ありがとう」が勲章です。


mokichi家族イラスト人と物と。織りなす「もっぺん物語」

~第17回~ 愛和工芸

北区の原谷に工房を構える「愛和工芸」では、この道一筋50余年の家具職人、田中和男さんが木製注文家具や木工品の製作販売から、修理・再生まで行っている。工房内の展示場には、無垢材の一枚板テーブルや収納棚、箱物の調度等、田中さんが手がけた製品がずらり。釘を使わない伝統的な木組み技法を用い、板の割れ止めに蝶型の木片を埋め込む千ちぎ切り加工や、「こっとり」と呼ばれる鍵の細工など丁寧な手仕事が光る。引出しがスーッと滑るように出てくるのが何とも心地いい。
注文家具の製作を通して多くのお客様の声に応えてきた、その腕と経験を活かし修理・再生にも力を注ぐ。「新居の間取りに合わせてリメイクして」や「形見のタンスを現代風に」、さらには「解体した家の床の間の板で家具を作って」「扉の彫刻が欠けたので再生して」等々、まるで木のよろず相談所だ。「一つひとつの依頼に込められた想いがある。その想いを形にして応えたい」と田中さんは言う。一対一の“顔の見える”関係を大事にしながら、お客様の暮らしや想いに寄り添った家具を提案し続けている。
展示場には、田中さんの奥様、真由美さんが手がける「西陣織木きめ目込みシリーズ」の小物も並ぶ。これは家具を作る過程で出る端材と、真由美さんの趣味の木目込み人形で使う西陣織の端切れとのコラボによって生まれたもの。壁飾りや香炉台など、使い方は無限だ。和のインテリアとして海外のお客様にも人気だという。「まさに“もったいない精神”の産物です」と笑う真由美さん。温かい眼差しでものづくりと向き合う、素敵なご夫婦の姿があった。

藤原幸子(2021年4月11日取材)掲載:こごみ日和88号

▶愛和工芸

 

自転車のイラスト

光悦寺の写真

<光悦寺>

元和元年に本阿弥光悦は、徳川家康から拝領した鷹ヶ峰の地に一族縁者や工芸職人とともに移り住み、芸術村を営みました。その折に、本阿弥家の先祖供養のため位牌堂をもうけたのがはじまりで、光悦の死後、ゆかりのこの地に光悦寺として創建されました。
太虚庵、三巴亭、了寂軒・本阿弥庵など7つの茶室が散在しています。また太虚案前にめぐらされている垣根は、「光悦垣」と呼ばれ、ゆるやかに孤を描いて背が低くなり、牛の寝た姿に似ているところから臥牛(がぎゅう)垣ともいわれています。垣根の周りは紅葉時には鮮やかに色づきます。