八坂の塔

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八坂の塔

東山のシンボル八坂の塔は、またの名を臨済宗建仁寺派の寺院、法観寺の五重の塔といいます。この地はかつて渡来氏族の八坂氏が住んだ土地であると言われており、八坂という地名はこれに由来しているようです。
法観寺は、589年、聖徳太子が如意輪観音の夢のお告げにより塔を建立し、仏舎利を納めて「法観寺」 と号したと言われています。塔は本瓦葺で初層〜四層めまでには高欄(欄干のこと)が無く、五層めにだけあることを特徴とし、また、釘をほとんど使わない 「継手」、「仕口」という技巧を用いるなど、当時の建築技術が大変優れていたことを物語っています。
東大路通から石畳の頂上に整然と立つ八坂の塔は、今日も京都の町を静かに見守っています。

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